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[1L01] Al含有積層造形材の液体金属環境下における材料共存性に関する研究
キーワード:積層造形、液体金属、腐食、アルミナ被膜
積層構造技術は、接合部のない複雑な形状を造形することが可能であり、積層造形技術を次世代エネルギープラントに適用することが考えられている。本研究では、316Lオーステナイト鋼をベースとしてAlを5wt%添加した積層構造材(Fe-17.4Cr-12.5Ni-2Mo-5Al)を新たに開発し、エネルギープラントで用いられる各種液体金属冷却材との化学的共存性を調べた。積層造形技術の再現性や、積層構造材の金属組織や化学組成の均一性を明らかにした。Al含有積層造形材に対して1000℃、10時間の酸化試験を実施し、酸化処理による保護性Al2O3被膜の形成挙動について調べた。更に、予備酸化処理試験を施した積層造形材に対して複数の種類の液体金属(鉛リチウム・鉛ビスマス・錫)の化学的共存性を500℃、250時間の静止場腐食試験により調べた。