11:30 〜 11:45
[1L06] リチウム鉛共晶合金中へのビスマスの溶解量の測定
キーワード:ブランケット、液体増殖材、リチウム鉛、溶解度、不純物除去、ビスマス
トリチウム増殖材候補であるリチウム鉛共晶合金(Li-Pb)には、初期不純物だけでなく鉛の核変換により生成するBiが含まれる。中性子照射環境では、Biが核変換し、放射性物質であるPoが生成する。Po生成量の削減には前物質Biの低減が有効であり、本研究では、Li-Pb中のBiの溶解量の測定を目的とする。
本研究では、グローブボックス内にて、ステンレスビーカー中のLi–Pbに100w.ppm及び1000w.ppm相当の金属Biを添加した。添加後の液体金属を380℃に保持し、1時間撹拌した後、マントルヒーターを用いて徐冷して350℃から50℃ごとにLi–Pb共晶点(235℃)まで液相を採取した。ホウケイ酸ガラス管を用いて採取したサンプル(〜10g)を硝酸で溶解し、ICP質量分析装置を用いて組成を決定した。これにより、50℃ごとのBiの溶解量を測定することで、温度と溶解量の関係性を明らかにした。
本研究では、グローブボックス内にて、ステンレスビーカー中のLi–Pbに100w.ppm及び1000w.ppm相当の金属Biを添加した。添加後の液体金属を380℃に保持し、1時間撹拌した後、マントルヒーターを用いて徐冷して350℃から50℃ごとにLi–Pb共晶点(235℃)まで液相を採取した。ホウケイ酸ガラス管を用いて採取したサンプル(〜10g)を硝酸で溶解し、ICP質量分析装置を用いて組成を決定した。これにより、50℃ごとのBiの溶解量を測定することで、温度と溶解量の関係性を明らかにした。