[1M_PL03] Usage of Atmospheric Dispersion Models in the Nuclear Emergency Scheme
大気拡散モデルは、東電福島第一原子力発電所事故の影響解析の重要項目において大きな役割を担ってきた。また、事故の環境データを用いたモデル検証・評価及び改良が進められ、事故後10年を経過した現時点では多くのモデルが淘汰・改良された。一方、モデルには無視できない不確かさが残されており、モデル利用の大きな足枷となっている。本セッションでは、環境研究総合推進費1-1802で進められてきた原発事故データを用いた国内外の先端的大気拡散モデルの性能評価結果を概観し、原子力環境安全分野での大気拡散モデルの緊急時における放出源推定や拡散予測での利用可能性を議論する。