2021 Fall Meeting

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Oral presentation

V. Nuclear Fuel Cycle and Nuclear Materials » 505-1  Radioactive Waste Management

[2A05-08] Stabilization & Immobilization 2

Thu. Sep 9, 2021 10:45 AM - 12:00 PM Room A

chair: Shizue Furukawa (CRIEPI)

11:00 AM - 11:15 AM

[2A06] Development of stable solidification technique of ALPS sediment wastes by apatite ceramics

(11)Basic design of actual scale processing equipment of apatite solidification

*Takahiro Mori1, Hiroyuki Nagaoka1, Kouji Okushi1, Naoki Kanno1, Takashi Asano1, Shun Kanagawa2, Takatoshi Hijikata2, Masahiko Nakase3, Kenji Takeshita3 (1. HGNE, 2. CRIEPI, 3. Tokyo Tech)

Keywords:Fukushima Daiichi nuclear power plant, Apatite , ALPS slurry , Waste treatment, Phosphate waste forms

福島第一原子力発電所で発生するALPS沈殿系廃棄物の安定化処理方法として、アパタイトをはじめとしたリン酸塩固化体が検討されている。本報告では、アパタイト固化の「小規模プロセスフロー試験」及び「工学規模製造試験」の結果を基に、実機規模アパタイト固化処理装置の基本設計を行った。主な工程は、酸溶解、沈殿生成、脱水・乾燥、ホットプレスであり、各工程のプロセスフローと装置構成、及び物質収支を示した。沈殿生成時の混錬法は、インドラム式とアウトドラム式について検討を行った。ホットプレス工程は、実機適用性の観点から一軸圧縮方式とした。また、実機設備設計の際に課題となり得る点を抽出し、必要となる対策についてまとめた。主な課題としては、酸溶解工程における高濃度酸への対応と、発生する廃液の取り扱いが挙げられる。また、実機設備には遮蔽や粉体の飛散対策などの安全機能が要求される。これらの設備要求に対し、基本的な対策方針を示す。