2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-3 燃料再処理

[2B10-13] 湿式再処理および廃棄物処理

2021年9月9日(木) 15:40 〜 16:50 B会場

座長:坂本 淳志 (JAEA)

16:10 〜 16:25

[2B12] 気相パルス放電法を用いたリン酸ジブチルの分解 における諸操作因子の効果

*佐々木 満1、森 諒平1、堀米 達哉2、兼平 憲男2 (1. 熊本大学、2. 日本原燃株式会社)

キーワード:パルス放電

本研究では、模擬アルカリ廃液中のリン酸ジブチル(DBP)を効率的に分解する手法の一つとして「気相パルス放電法」に着目し、回分型小型反応器(材質:ガラス製、内容積:80mL、高電圧側電極:タングステン、グランド側電極:SS316)を用いた模擬廃液(DBP初濃度:5g/L)の気相パルス放電分解試験を種々の操作条件下で行った。DBP転化率に与える塩濃度、印加電圧、ガス種、放電繰り返し周波数、放電時間などの効果を実験的に調査したところ、いずれのパラメータも転化率に大きく依存することが確認できた。発表では、これらの実験データの速度解析およびエネルギー効率の算出を通して、好適なDBP分解条件策定に向けた検討結果を報告する。