[2C16-21] 事故炉の廃止措置技術2

[2C21] 燃料デブリ分析のための超微量分析技術の開発

(8)模擬燃料デブリのTEMを用いたナノ構造解析

*吉田 健太¹、嶋田 雄介¹、杜 玉峰¹、宮田 穂高¹、北垣 徹²、池田 篤史²、渡邉 英雄³、小無 健司¹、永井 康介¹ (1. 東北大、2. JAEA、3. 九大)

キーワード：模擬燃料デブリ、(Zr,U)SiO4、透過電子顕微鏡

シビアアクシデント中に溶融燃料が、炉心の構造材料等と接触することにより、ステンレス鋼やコンクリート成分を含む燃料デブリを形成する。
燃料デブリ中のFe成分を含む析出相および相境界周辺のFIB-切片組織について、球面収差補正透過電子顕微鏡 (AC-TEM)によってナノスケールの構造解析した結果を報告する。
これらの結果は、燃料デブリの物性を評価する上で重要となるばかりではなく、シビアアクシデント時の、燃料デブリの生成過程の温度や酸素雰囲気を推定する際に重要な情報となる。