2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 501-2 核燃料とその照射挙動

[2D05-08] 事故耐性燃料

2021年9月9日(木) 10:45 〜 12:00 D会場

座長:中森 文博 (電中研)

11:15 〜 11:30

[2D07] 早期実用化に向けたPWR向け事故耐性燃料被覆管(コーティング被覆管)の開発

(1)コーティング被覆管の事故時性能

*村上 望1、湯村 尚典1、尾上 昌晃1、佐藤 大樹2、岡田 裕史2、渡部 清一2 (1. MHI、2. 三菱原子燃料)

キーワード:軽水炉、事故耐性、燃料被覆管、コーティング

PWRへの早期適用にむけ事故耐性燃料被覆管(コーティング被覆管)の開発を2019年より開始している。本稿ではCrコーティング被覆管の事故時を模擬した条件での試験データとコーティング被覆管を導入した場合の効果の検討結果を報告する。

Crコーティングを施した被覆管は1300℃を超える温度を経験した後もクエンチ時熱衝撃により破断しない結果が得られ、現在の規制基準を超える温度条件を経験した場合も、事故発生後の炉心の冷却可能形状が維持できる可能性を示した。