[2D09-13] 高速炉燃料開発

[2D09] 受動的炉停止デバイスにおける可溶栓合金材料の熱物性評価

*住吉 壮斗¹、有馬 立身¹、出光 一哉¹、稲垣 八穂広¹、守田 幸路¹ (1. 九大)

キーワード：金属燃料、可溶栓、融点、熱膨張率、浮遊法

高速炉における新たな炉心損傷事故発生防止方策として、低融点燃料を用いた受動的炉停止デバイスを提案している。この燃料ピンでは合金燃料と可溶栓の組み合わせの使用を想定しており、可溶栓には事故時の速やかな燃料の排出と通常時の燃料支持性能が求められる。そこで、可溶栓に適した合金として、主に融点と中性子反応断面積を考慮し、Al-SiおよびMg-Bi合金を候補材とした。本研究では、これらの融点、熱伝導率および熱膨張率等の熱物性を基に可溶栓としての成立性を評価した。