2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 401-2 原子炉の運転管理と点検保守

[2F09-14] 原子力発電所検査・診断技術の高度化

2021年9月9日(木) 14:45 〜 16:30 F会場

座長:内一 哲哉 (東北大)

15:15 〜 15:30

[2F11] ケーブル絶縁材の健全性診断技術開発

(6)実機取替ケーブルを用いた高温下における照射劣化

*石井 元武1、藤吉 宏彰1、礒部 仁博1、川島 崇利2、冨宅 ゆかり3、藤崎 恭史3、大本 正人3 (1. 原燃工、2. 関西電子ビーム、3. 関西電力)

キーワード:非破壊検査、ケーブル、絶縁材、AE、打音検査

筆者らはこれまでケーブル試験体へのAEセンサを⽤いた打⾳検査(以下、「AE打⾳検査」)により、絶縁材の放射線による劣化度(ここでは機械的特性の低下度合い)の検出を非破壊的に試みてきた。本報では実機プラントで約30年間供⽤されたケーブルに対し、試験体温度を絶縁材の耐熱温度付近とし、電子線照射により最⼤1,500kGyまで段階的に照射することで照射劣化を模擬した。その後、AE打⾳検査で得られる評価ピーク周波数(以下、「周波数」)、および絶縁材の引張試験で得られる破断伸びの関係を評価した。周波数と破断伸びから得られた回帰直線の傾きについて、統計的検定を用いて室温での照射時と高温での照射時との間で有意な差がないことを確認するとともに、電気学会通則で定める終点基準(破断伸び50%)を用いて計測値(周波数)のばらつきを保守的に考慮することで、各ケーブル試験体の暫定的な健全基準値を設定した。