2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 401-2 原子炉の運転管理と点検保守

[2F15-18] 原子力発電所の運転管理技術の高度化

2021年9月9日(木) 16:30 〜 17:45 F会場

座長:五福 明夫 (岡山大)

17:00 〜 17:15

[2F17] 長期保守性を考慮した計装制御システム用検査装置シリーズの開発

*榎本 貴哉1、佐藤 俊文1、北薗 秀亨1、中村 善史1、中園 信一郎1、高田 夕佳1 (1. 東芝エネルギーシステムズ株式会社)

キーワード:計装制御システム、長期保守性、PLC

原子力発電所の計装制御システムでは、システムや機器の保守用データ収集、動作確認、機能試験等のために、各機器間の信号のやり取りを模擬、確認する多数の検査装置を使用している。従来は検査装置の制御用にPCを使用し、計装制御システムの各機器に対して情報収集や模擬信号入力を行うことで保守・試験を行っている。検査装置で使用する制御用PCは汎用OSを使用しているため、定期的にアップデートや後継OSへの変更が必要であり、確実な動作を保証するためにはOSに依存して動作するアプリケーションの設計変更や検証試験が必要になるという課題があった。これに対してPLC(プログラマブルロジックコントローラ)はOSに依存しないラダープログラムで動作し、長期保守性に優れる特徴を持っている。今回PCの代わりにPLCを制御装置として採用した新型検査装置シリーズの開発を展開しており、PLCへの移行に伴う課題や、開発事例について報告する。