[2G09-13] PRA適用

[2G11] 核燃料物質使用施設の高経年化リスク評価手法の開発

(1)高経年化設備機器のリスクポイント評価

*磯﨑 涼佑¹、玉置 裕一¹、鈴木 隆太¹、赤田 雅貴¹、澤幡 哲司¹、鈴木 尚¹、米澤 諒真¹、水越 保貴¹、坂本 直樹¹、藤島 雅継¹ (1. JAEA)

キーワード：リスク評価手法、運転管理、保全活動、核燃料物質使用施設

核燃料物質使用施設における設備機器の経年劣化に対応した保守管理を実現するため、高経年化リスク評価手法を開発しており、設備機器の故障発生時の影響や故障発生確率を示すリスクポイントの算出方法を検討した。
故障発生時の影響については、閉じ込め機能への影響、安定運転への影響及び補修実施時期への影響を指標とし、それぞれに配点を定めることで影響度を数値化することとした。また、故障発生確率の変化については、耐用年数に対する経過年数を管理する。耐用年数の設定にあたっては、保全活動実績や運転経験等を踏まえ適宜見直しを図り、精度を向上する。さらに、補修課題が発生した場合には劣化の進行度や軽重を考慮しリスクポイントに加算する。
本検討において具体化したリスクポイントの算出方法により、過去の不具合事象の事例や保全活動実績に適用しリスクポイントを算出することで、適切にリスク評価を行う見通しを得た。