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[2G12] 緊急時対策本部-外部間の指示・報告タスクにおける人的過誤確率評価方法の提案
キーワード:確率論的リスク評価、人間信頼性解析、人的過誤確率、緊急時対策本部、指示・報告
福島第一原子力発電所事故を契機に、確率論的リスク評価技術向上の一環として、人間信頼性解析には、地震や津波等への対応として行われる過酷状況下でのタスクの人的過誤確率(Human Error Probability:HEP)の評価が求められている。本研究では、過酷状況下における緊急時対策本部‐外部(中央制御室や発電所内の作業現場等)間の非対面での指示・報告タスクの3つの認知失敗モード(Cognitive Failure Mode:CFM)[発信忘れ、発信誤り、受信誤り]について、専門家判断ワークショップでの議論等を経て①CFMに寄与する行動影響因子(Performance Influence Factors:PIF)の設定、②各PIFの影響を分岐とするディシジョンツリーの作成及びHEP推定を行い、HEPを評価する方法を提案した。