2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[2H01-08] イメージング検出器

2021年9月9日(木) 09:45 〜 12:00 H会場

座長:渡辺 賢一 (九大)

09:45 〜 10:00

[2H01] 全方向コンプトンイメージングに基づく放射線源可視化・定量法の開発

(4)LiDAR SLAMを用いた線源位置・強度推定の実証

*山岸 恵大1、向 篤志1、島添 健次2、田村 雄介3、禹 ハンウル2、上ノ町 水紀4、石田 文彦5、河原林 順6、田辺 鴻典7、富田 英生1 (1. 名大、2. 東大、3. 東北大、4. 理研、5. 富山高専、6. 東京都市大、7. 科学警察研究所)

キーワード:コンプトンイメージング、線源推定、自己位置推定と環境地図作成

放射性物質を用いたテロ行為の防止、盗難・紛失・不適切に廃棄された線源の発見などのために、所在の不明な放射性物質(線源)を遠隔から探知する手法の開発が求められており、全方向コンプトンカメラによるガンマ線源の位置および線源強度の推定手法の開発を行っている。本発表では、全方向コンプトンカメラとLiDARを搭載したプロトタイプシステムを用いて移動中に逐次測定を行い、得られた測定結果とSLAMによるシステム周囲の構造物情報をもとに、隠匿された線源の位置・強度推定を行った結果について発表する。