2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[2I09-13] 臨界実験解析

2021年9月9日(木) 14:45 〜 16:10 I会場

座長:遠藤 知弘 (名大)

14:45 〜 15:00

[2I09] 燃料間出力相関を考慮した炉外計装による炉心出力分布再構成手法の開発

(3)UTR-KINKIを用いた原理検証

*木村 礼1、中居 勇樹1、和田 怜志1、佐野 忠史2、左近 敦士2 (1. 東芝ESS、2. 近大)

キーワード:炉外計装、状態監視、SMR、小型炉、UTR-KINKI

小型モジュラー炉(SMR)やマイクロリアクターの炉外からの状態監視方法として,これまでに燃料間出力相関を取り入れた炉外計装による出力分布再構成手法を提案し,解析による検証を行った.本研究では次のステップとして実際の原子炉を用いた試験による原理検証を実施した.試験にはUTR-KINKIを用い,生体遮蔽内側に4本の検出器を配置して任意の検出器データを利用する事で出力分布再構成を行った.結果,検出器配置によっては2本の検出器でも出力分布を再構成でき,加えて燃料間出力相関係数導入の効果についても実験的に確認する事が出来た.