2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[2I09-13] 臨界実験解析

2021年9月9日(木) 14:45 〜 16:10 I会場

座長:遠藤 知弘 (名大)

15:15 〜 15:30

[2I11] さまざまな重量の水素化カルシウムのサンプルワース測定

*神田 峻1、中嶋 國弘1、後藤 正樹1、池田 晶一1、松井 康二1、福田 洋之1、松尾 泰典1、左近 敦士1、佐野 忠史1、橋本 憲吾1 (1. 近大)

キーワード:近畿大学原子炉、水素化カルシウム、サンプルワース、MVP、核データライブラリ、積分実験

前回の発表では、超小型原子炉MoveluXTMの固体減速材として検討されている水素化カルシウム断面積の積分評価のためにUTR-KINKIにおいて、水素化カルシウム(φ3.0 cm×2.54 cm)のサンプルワース測定について報告した。
本研究ではCaH2の試料量とサンプルワースの関係を検討するため、体積がφ3.0 cm×2.54cm (試料1)、φ3.0 cm×5.08cm (試料2)、φ3.0 cm×10.16cm (試料3)の試料を用いてサンプルワースを測定した。結果、各試料でのサンプルワースは-3.86±0.53 pcm(試料1)、-7.88±0.46 pcm(試料2)、-15.12±0.43 pcm(試料3)となり、試料重量あたりのサンプルワースはおよそ-0.19 pcm/gであり、試料量とサンプルワースの関係は線形であった。