2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2J14-19] シビアアクシデント2

2021年9月9日(木) 16:15 〜 18:00 J会場

座長:木野 千晶 (エネ総研)

16:45 〜 17:00

[2J16] デブリ冷却に関する研究と粒子状デブリ冷却性実験の展開

(3)粒子状デブリ冷却性実験の計画

*大川 理一郎1、植田 翔多1、新井 崇洋1、古谷 正裕1、秋葉 美幸2、堀田 亮年2、菊池 航2 (1. 電中研、2. 規制庁)

キーワード:粒子状デブリ、充填層、接触熱抵抗、有効熱伝導率、二相流動様式、沸騰熱伝達

軽水炉の重大事故時において、事前注水により格納容器下部に形成されたプール水中に溶融デブリが落下し冷却される効果が期待される。本過程は、圧力容器から落下する溶融デブリジェットの挙動、一部微粒化したジェットの堆積物の冷却挙動、堆積物中での再溶融挙動、微粒化せずに床面に到達したジェットの拡がり挙動、の現象に大きく分けられるが、この中で粒子状デブリから構造物への伝熱等に関する知見が不足している。
こうした背景に基づき、溶融デブリの冷却挙動を実現象に即して詳細に評価する解析コードの開発に資する知見を得ることを目的に、粒子状デブリが格納容器ライナ等の構造物に接触している場合を対象とし、周囲流体の挙動も含めた伝熱流動に関する詳細データを取得する実験計画について述べる。