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[2K01] 福島問題への核発初期米大統領施策の影響についての考察
(2)1954-1984年の民生用核発電への米大統領施策の推移についての考察
キーワード:アイゼンハワー、ケネデイ、レーガン、民生用核発電、atomからnuclearへ
前報(2020春)では1962年ケネディ-シーボーグ報告について当時のエネルギー状況から米国での民生用核発電の展開は経済的に時期尚早との判断があり、結果として福島でのGEとのターンキー契約から3.11の事象に至ったことを報告した。今回はAtoms for Peace以後の10ヶ年計画(1958)からケネディ・ニクソン・カーター・レーガンに至る時期での軽水炉・増殖炉・廃棄物処理での基本的施策と市場側の動向の推移につき概観する。米の重点施策の明確に対して我が国の該当時期は“安全神話”的状況を否定し難い。我が国では今や温室効果ガス問題により核発再稼動から新増設も話題とされ、核関連施設対応への基本的視点が改めて認識されるべきであろう。3.11から10年を経て福島問題が改めて論議されているが、爆発のへ共通的要因となった“ベント”問題への施設・運用への理解も充分とは云い難く、単に事故当時の関連分野の顛末だけでなくその淵源的素因への自覚が必須であろう。