2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 404-1 核不拡散・保障措置・核セキュリティ技術

[2K03-06] 核不拡散・核セキュリティ技術

2021年9月9日(木) 10:40 〜 11:55 K会場

座長:木村 祥紀 (JAEA)

10:55 〜 11:10

[2K04] 核・放射性物質検知のための中性子検出器開発

*高橋 時音1、小泉 光夫1、弘中 浩太1、木村 祥紀1、持丸 貴則1、山西 弘城2、若林 源一郎2 (1. JAEA、2. 近大)

キーワード:核セキュリティ、大規模公共イベント、放射線源検知、中性子検出器、波形弁別、方向依存性

日本原子力研究開発機構では、文部科学省核セキュリティ強化等補助事業の下、広域における放射性物質検知技術開発を進めている。本プロジェクトでは、大規模公共イベント等において、核・放射性物質を用いたテロ行為等を未然に防ぐため、それらを広い範囲にわたってモニタリングし、迅速に検知するための技術・装置を開発する。その一環として、プラスチックシンチレータを使用した中性子検出器開発を行っている。本検出器では、出力波形によってガンマ線と中性子を弁別可能なシンチレータを用いて、高いS/N比で中性子を測定する。微量線源を用いて、中性子及びガンマ線に対する応答評価を行った。また、棒状のシンチレータを用いて、回転させて測定した際の計数率変化から、線源方向を推定する基礎試験を実施した。