[2L09-13] Tritium Behavior in the Materials

[2L13] Mass transfer at the Carbon Dioxide - Metal Interface

*Yuto Takahashi¹, Kazunari Katayama¹, Makoto Oya¹, Akito Ipponsugi¹ (1. Kyushu Univ.)

Keywords:Tritium, Carbon Dioxode, Power generation system

水素同位体は、高温下で金属壁を透過する性質を有するため、核融合炉ブランケットから発電系への熱輸送に伴うトリチウム移行が生じる。核融合炉の安全性の観点から、炉心近傍のみならず、発電システムにおけるトリチウム挙動の理解も重要な課題である。開発が進められている超臨界CO₂ガスタービン発電システムを核融合炉に適用するには、CO_２環境下でのトリチウム挙動について把握しておく必要がある。しかしながら、高温高圧CO₂ー金属間でのトリチウム物質移動現象についての理解は十分ではない。本研究では、ステンレス鋼高圧容器内に金属試料を設置し、CO₂を封入して400℃に加熱し、気体状反応生成物や金属試料の酸化物が形成されていることが分かった。これらの結果に基づきCO₂-金属間における物質移動挙動について議論する。