[2M01-08] 環境放射能2

[2M02] 福島における放射性物質分布調査

(8)高沈着量地域の森林源頭部流域における溶存態¹³⁷Csの流出経路の推定

*加藤 弘亮¹、赤岩 哲¹、庭野 佑真¹、飯田 光¹、篠塚 友輝¹、恩田 裕一¹ (1. 筑波大)

キーワード：福島第一原子力発電所事故、森林、源頭部流域、溶存態放射性セシウム

森林から水系への放射性セシウムの移行メカニズムの解明を目的として研究を実施した。福島県浪江町の高濃度沈着地域の森林源頭部流域において、表流水や地下水、土壌浸透水を採取して溶存態¹³⁷Cs濃度を分析した。さらに、詳細な水文観測に基づいて、斜面土層から河道への水の流出フラックスを定量化することにより、表流水に含まれる溶存態¹³⁷Csの供給経路を推定した。