2021年秋の大会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2M01-08] 環境放射能2

2021年9月9日(木) 09:45 〜 12:00 M会場

座長:砂川 武義 (福井工大)

11:15 〜 11:30

[2M07] 福島における放射性物質分布調査

(13)福島第一原子力発電所事故により降下した放射性核種の水系での動態とチェルノブイリとの比較

*恩田 裕一1 (1. 筑波大学アイソトープ環境動態研究センター)

キーワード:セシウム、福島、河川

福島原発事故により降下した放射性河川の陸域から河川への移行について,福島河川データおよびチェルノブイリデータを比較した結果を報告する。放射性核種濃度低下は、福島の方が速く,Fluxも大きい。チェルノブイリにおける河川データと比較することによって,この濃度低下メカニズムについて,これまでの放射性核種のFixation で論じられてきたことが少なくとも福島では成り立たず、河川への土壌侵食・物質移動と水質に支配されたKdにより説明できることを述べる。