2021 Fall Meeting

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Oral presentation

V. Nuclear Fuel Cycle and Nuclear Materials » 505-1  Radioactive Waste Management

[3B05-08] Nuclide Adsorption & Separation 2

Fri. Sep 10, 2021 10:45 AM - 12:00 PM Room B

chair: Takatoshi Hjikata (CRIEPI)

10:45 AM - 11:00 AM

[3B05] Decontamination of alkali chloride baths containing nuclear material by precipitation and distillation techniques

distillation experiment

*Jun-ya Ibe1, Mao Mitani1, Youko Takahatake2, Sou Watanabe2, Masayuki Watanabe2, Haruaki Matsuura1 (1. Tokyo City University, 2. Japan Atomic Energy Agency)

Keywords:Pyroprocessing, Molten salt, U separation, Precipitation, Vacuum distillation

乾式再処理試験開発により生じた試験廃塩の廃棄体化の前処理として、溶融塩に沈殿剤を添加してUを沈殿分離後、減圧蒸留にてU以外の浴構成元素を蒸発分離する2段階のプロセスを検討している。これまでに、沈殿処理と蒸留処理の各処理について条件を求める検討を実施してきており、それぞれにおいて適した条件が定まりつつある。本実験ではUの模擬としてCe、沈殿剤としてLiO、浴塩にLiCl-KCl共晶又はNaCl-2CsCl塩を用いて、沈殿処理と蒸留処理を連続プロセスで行い、より実際の処理に近い条件で実験を行うことで、実廃塩の処理に求めてきた条件が適用可能か評価した。
浴塩とCeClの混合物にLiOをCeの物質量に対し化学量論的に150%添加した試料を、800℃で6時間蒸留を行うことで100%近くの塩を分離した。分離した塩からCeは検出されなかったことから、実廃塩の処理にも適用可能であることが示唆された。