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[3B09] 放射性廃棄物の減容化に向けたガラス固化技術の基盤研究
(89)使用済MOX燃料由来のガラス固化体のMA分離による発熱低減と高含有化による処分場面積の合理化検討
キーワード:核燃料サイクル、MOX、ガラス固化体、MA分離、地層処分、発熱率、処分場面積
使用済MOX燃料の再処理により発生するガラス固化体は白金族元素等の不純物や発熱量が従来のガラス固化体より多く、最終処分に向けて廃棄物減容・有害度低減に関わる技術開発が課題である。特にPuから生成するマイナーアクチニド(MA)の増加による発熱が顕著となるため、冷却・貯蔵期間の長期化、ガラス固化体発生量や処分場面積の増加が懸念される。本研究では地層処分における緩衝材制限温度の観点から、MOXガラスの廃棄物含有率やMA分離による発熱低減について検討し、廃棄物減容と処分場面積の合理化について評価した。