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[3B15] 放射性廃棄物の減容化に向けたガラス固化技術の基盤研究
(95)MA回収用HONTA含浸吸着材の吸着溶離性能評価―ホット試験―
キーワード:MA回収、HONTA、高レベル放射性廃液、廃棄物減容化
HLLWのガラス固化技術開発の一環として、環境負荷軽減を目的とした抽出クロマトグラフィーによるMA回収技術の開発が行われており、2019年度よりロバスト性の高いフローシートの提示を目的とした研究開発を実施している。2020年度は、HONTA吸着材のHLLWに対する吸着溶離性能評価を目的に、昨年度のTEHDGAカラム試験で得られたMA, Lnを含む溶液をフィード液としたカラム試験を実施した。試験の結果、全量吸着され、吸着したMAはカラムより全量溶離することを確認した。また、MA製品としての回収範囲を設定し、MAの回収率およびMAに対するLnの除染係数(DF)を算出した。以上より、HLLWにおいてもHONTAによりMAを高い回収率で回収できること、MAはLnから事前試験での想定通りに分離されることを確認した。