2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[3C01-04] 事故炉の廃止措置技術3

2021年9月10日(金) 09:30 〜 10:35 C会場

座長:中村 保之 (JAEA)

09:45 〜 10:00

[3C02] 溶脱による変質を考慮した汚染コンクリート廃棄物の合理的処理・処分の検討

(2)溶脱処理によって変質したセメントへのCs-137の収着挙動

*松本 圭裕1、渡邊 恭也1、植松 慎一郎1、渡邊 直子1、小崎 完1、森永 祐加2、湊 大輔2、長岡 亨2 (1. 北大、2. 電中研)

キーワード:セメント、Cs-137、溶脱変質、収着挙動、ケイ酸カルシウム水和物(C-S-H)、Ca/Si比

健全セメント、溶脱セメント試料および合成C-S-Hを用いて、Cs-137の収着実験を行った。セメント試料固相からのCaの溶脱が進行するにしたがって、セメントのCs-137のKdは増加傾向を示した。このKd増加の一因として、セメント中のC-S-HからのCaの溶脱に伴うCs-137収着サイトの増加の可能性を検討した。