[3H04-07] 中性子計測技術

[3H04] 高速中性子ビームプロファイル計測の研究

*上本 龍二¹、鵜野 浩行¹、日塔 光一²、上松 幹夫²、加美山 隆³、佐藤 博隆³、鬼柳 善明³ (1. 住重アテックス、2. 東芝TSI、3. 北大)

キーワード：中性子プロファイル、中性子イメージング、閾値反応、放射化法、転写法、 イメージングプレート

加速粒子によるターゲットとの反応で放出される高速中性子線のプロファイル計測法を開発した。中性子線のプロファイル計測装置は、対象とする高速中性子線の閾値反応により放射性核種を生成する複数種の金属製コンバータで構成される。中性子源から間隔を置いて配置された複数のコンバータの放射能分布情報をイメージングプレートに転写して、その2次元画像からコンバータの閾値反応のエネルギー領域に対応する中性子2次元プロファイルを計測する。さらに中性子源からの距離を変えて取った複数の2次元プロファイルから3次元的な中性子線の広がりを計測する。閾エネルギー約2MeVのAl(n,p)反応を利用したアルミニウム製コンバータの例など、実際のサイクロトロンでの計測結果を紹介する。