15:00 〜 15:15
[3H09] 電子線形加速器を利用したAc-225製造スケールアップ試験
(2)Ac-225の分離精製 及び 定量評価
キーワード:アルファ線内用療法、医療用 放射性核種、ラジウム226、アクチニウム225、電子線形加速器
著者続き:可児祐子1, 柏木茂3,大槻勤5,稲垣誠5
α線を放出する放射性核種を用いたがん治療(TAT:Targeted Alpha Therapy)に関する研究開発が世界中で進められつつある。TAT用核種として有望なAc-225は、現状、Th-229からの崩壊により製造されているが、製造量が少なく、加速器による製造が望まれている。そこで、我々は、小型高製造効率化が期待される電子線形加速器を用いることとし、Ra-226の(γ,n)反応により生成されるRa-225のβ崩壊により、Ac-225を製造することを検討している。今回、基礎試験の約1,000倍 (50MBq) のRa-226原料を用いたスケールアップ試験を実施したので、Ac-225の分離精製、定量評価結果について報告する。
α線を放出する放射性核種を用いたがん治療(TAT:Targeted Alpha Therapy)に関する研究開発が世界中で進められつつある。TAT用核種として有望なAc-225は、現状、Th-229からの崩壊により製造されているが、製造量が少なく、加速器による製造が望まれている。そこで、我々は、小型高製造効率化が期待される電子線形加速器を用いることとし、Ra-226の(γ,n)反応により生成されるRa-225のβ崩壊により、Ac-225を製造することを検討している。今回、基礎試験の約1,000倍 (50MBq) のRa-226原料を用いたスケールアップ試験を実施したので、Ac-225の分離精製、定量評価結果について報告する。