2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[3I01-05] 解析コード開発

2021年9月10日(金) 09:30 〜 11:00 I会場

座長:竹田 敏 (阪大)

10:30 〜 10:45

[3I05] 3次元詳細メッシュ多群輸送計算に基づくPWR炉心計算コードSCOPE2の開発

(15)改良最適重み付け予測子・修正子法の適用

*山本 健土1、小玉 泰寛1、長野 浩明1、千葉 豪2 (1. 原燃工、2. 北大)

キーワード:SCOPE2、ミクロ燃焼補正モデル、ガドリニア入り燃料、改良最適重み付け予測子・修正子法

PWR炉心計算コードSCOPE2において,ガドリニア入り燃料を含む燃焼計算における燃焼ステップの離散化誤差を低減するため,改良最適重み付け予測子・修正子法(AOWPC法)を適用した。2次元集合体体系及び3次元炉心体系における検証計算を実施し,いずれの体系に対しても燃焼ステップの離散化誤差が低減されることを確認した。また,AOWPC法の処理追加による計算時間への影響は無視できる程度であることを確認した。SCOPE2へのAOWPC法の適用により,所要の計算精度を確保しつつ,炉心計算の高速化が実現可能である。