10:45 〜 11:00
[3J05] LIF計測を用いた軽水炉事故時の温度混合現象の解明
キーワード:一次冷却系事故、原子炉容器、温度混合、LIF、PIV
PWRプラントの更なる安全性向上のためには、原子炉容器内の熱流動挙動を把握することは重要である。
そのため、PWR下部プレナム内流動に着眼し、要素を抽出した供試体を用いて定格運転時(高流量)と事故時(低流量)の2つの状態をモデル化した流水試験を実施し、LIF(レーザ誘起蛍光法)やPIV(粒子画像流速測定法)を用いて温度・速度分布を計測した。その結果、温度差(密度差)影響度合いが変化するため、事故時において慣性力が支配的な高流量時と浮力影響が強い低流量時では温度混合現象は異なることが確認された。
そのため、PWR下部プレナム内流動に着眼し、要素を抽出した供試体を用いて定格運転時(高流量)と事故時(低流量)の2つの状態をモデル化した流水試験を実施し、LIF(レーザ誘起蛍光法)やPIV(粒子画像流速測定法)を用いて温度・速度分布を計測した。その結果、温度差(密度差)影響度合いが変化するため、事故時において慣性力が支配的な高流量時と浮力影響が強い低流量時では温度混合現象は異なることが確認された。