2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[3J05-08] 単相流

2021年9月10日(金) 10:45 〜 12:00 J会場

座長:鈴木 徹 (東京都市大)

11:00 〜 11:15

[3J06] 溶融塩高速炉の燃料塩-冷却材塩熱交換器の検討

*望月 弘保1 (1. 東京工業大学)

キーワード:溶融塩高速炉、プレート式熱交換器、サイン状流路、ジグザグ流路、CFDモデル検証

溶融塩炉で使用する溶融塩燃料と溶融塩冷却材は、一般的に熱伝導率が低く、その結果として熱伝達が悪くなる。このため、液体金属炉で使用しているようなIHXを適用すると、燃料部の体積が大きくなり、システムとして成立しない恐れがある。効率の良い熱交換器としては、PCHE(Printed Circuit Heat Exchanger)などがあるが、流路が狭いため、場合によってはコールドトラップになり、炉心で発生した核種が流路に沈着する心配がある。これによって、熱交換性能が劣化するだけでなく、流路閉塞を生じてしまうことも考えられる。そこで、流路の寸法が7㎜×10㎜のサインカーブ状プレート式の熱交換器に関してCFDコードを用いて検討した。乱流モデルは、ジグザグ流路のPCHXで超臨界炭酸ガスを用いた実験結果で検証した。