2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[3K01-06] 高速炉機器・設備

2021年9月10日(金) 09:30 〜 11:10 K会場

座長:大谷 知未 (MFBR)

10:00 〜 10:15

[3K03] ナトリウム冷却高速炉における自己作動型炉停止機構の性能評価に関する研究

温度感知合金周辺の速度場計測

*檜山 智之1、相澤 康介1、小林 順1、栗原 成計1、長澤 一嘉2、小沼 英良3 (1. 原子力機構、2. NESI、3. アセンド)

キーワード:ナトリウム冷却高速炉、自己作動炉停止機構、PIV計測

自己作動型炉停止機構(SASS)は、温度感知合金が温度上昇により磁性を消失する特性を利用して炉心出口の温度上昇に対して受動的に制御棒を落下させる装置であり、日本で設計されている先進型ナトリウム冷却高速炉に採用されている。SASSを有効に機能させるためには、燃料集合体からの高温流体を効率的に温度感知合金まで導くことが重要となり、温度感知合金の周囲はフィン等の複雑な形状となっている。SASS性能評価手法の整備を進める上で、1/1縮尺試験による現象理解及び解析検証用データの取得を実施する計画である。本報告ではSASSの燃料集合体出口からフローコレクタまでを模擬した1/1縮尺の試験装置において水流動試験を実施し、PIV計測で得られたデータから温度感知合金周辺の流動現象について分析を行った。