2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[3K07-09] 高速炉炉心・燃料1

2021年9月10日(金) 11:10 〜 12:00 K会場

座長:小原 徹 (東工大)

11:40 〜 11:55

[3K09] 金属燃料高速炉の炉心損傷事故起因過程解析コードの開発

(1)過出力試験解析に基づくコードの改良

*太田 宏一1、楠見 紘司1、山野 秀将2、大釜 和也2、二神 敏2、島田 貞衣3、山田 由美3 (1. 電中研、2. 原子力機構、3. 三菱FBR)

キーワード:高速炉、金属燃料、炉心損傷事故、起因過程、炉心安全性、エクストルージョン

金属燃料炉心損傷解析コードCANISを用いてTREAT炉による過出力試験の試解析を行い課題の抽出を行った。コードの改良により、①高温域における被覆管減肉速度の増大を考慮、②照射中の燃料組成再分布の反映、③定常時の燃料挙動の反映を行った結果、溶融燃料の膨張(エクストル―ジョン)による反応度低下の時刻歴や試験後の燃料溶融範囲および被覆管減肉量における実験結果の再現性が向上した。