[3L01-07] 核融合機器工学

[3L01] 原型炉用液体テストブランケットモジュールの検討

(1)LiPb自己冷却モジュール設計検討

*田中 照也¹、近藤 正聡²、染谷 洋二³、江原 真司⁴、横峯 健彦⁵、片山 一成⁶、笠田 竜太⁴、日渡 良爾³、坂本 宜照³、野澤 貴史³ (1. 核融合研、2. 東工大、3. 量研、4. 東北大、5. 京大、6. 九大)

キーワード：デモ炉、テストブランケットモジュール、液体ブランケット、LiPb、自己冷却

原型炉アクションプランでは、原型炉運転後期に液体金属や溶融塩をトリチウム増殖材に用いる液体ブランケット概念等のテストブランケットモジュール(原型炉TBM)を炉内の一部に設置し、その実現性を検証することが提案されている。本研究では、検討の最初のたたき台として液体LiPbブランケット概念を取り上げ、特に構造の簡素化が期待できる自己冷却方式の原型炉TBM検討を進めている。これまでに、炉内3次元磁場強度分布の解析が実施され、その結果をもとにブランケット設置領域におけるMHD圧力損失の評価やモジュール内の流路設定提案、第一壁除熱検討などが数値計算により進められた。それらの結果を示すとともに、得られた流動条件に基づいて材料腐食等の研究課題について議論する。