[3L01-07] 核融合機器工学

[3L02] 原型炉用液体テストブランケットモジュールの検討

(2)LiPb自己冷却モジュールのMHD圧損抑制界面技術に関する検討

*近藤 正聡¹、西尾 龍乃介¹、畑山 奨¹、大野 直子²、田中 照也³ (1. 東工大、2. 横浜国大、3. 核融合研)

キーワード：液体ブランケット、原型炉、MHD圧力損失、FeCrAl合金

原型炉運転後期に予定されている先進液体ブランケットのTBM試験では、高い信頼性を有するMHD圧力損失低減技術が要求される。本研究では、FeCrAl合金が自己形成・自己修復するAl-rich酸化被膜をMHD圧力損失抑制のための絶縁被覆として応用する事を検討する。1273Ｋ程度の高温時に形成されるα-Al₂O₃被膜の化学的安定性や、鉛リチウム環境下で自己形成するLiAlO₂の性状を明らかにし、これらを絶縁被覆として応用した場合のMHD圧力損失低減効果についてモデル計算を行い考察した。また、液体金属環境下におけるMHD実験の計画についても報告する。