2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

VI. 核融合工学 » 601-4 核融合機器工学(第1壁,ダイバータ,マグネット等)

[3L01-07] 核融合機器工学

2021年9月10日(金) 10:00 〜 12:00 L会場

座長:八木 重郎 (京大)

10:45 〜 11:00

[3L04] ヘリウムイオンを注入したタングステン合金の引張特性

*宮澤 健1、金丸 凌大1、長谷川 晃1 (1. 東北大学)

キーワード:核融合炉、ダイバータ、タングステン合金、ヘリウム注入、引張特性

核融合炉プラズマ対向材料の候補材であるタングステン(W)においては、高エネルギー中性子との核変換反応によって20 appm程度のヘリウム(He)が生成すると予測されている。これまでの研究において核融合炉で想定されるレベル(20appm)のHe注入によりWの再結晶が抑制され、高温での延性が低下するもののオーステナイト鋼での高温He脆化ほど顕著ではないことが分かってきた。本研究では、純Wと同じく粉末冶金にて同様に製作された3%のレニウム添加やカリウムドープといったタングステン合金の引張特性に及ぼす20 appmのHe注入の影響について報告する。