2021年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[2B13-17] 解析手法開発2

2021年3月18日(木) 16:00 〜 17:30 B会場 (Zoomルーム2)

座長:多田 健一 (JAEA)

16:15 〜 16:30

[2B14] 離散座標法による輻射輸送方程式の数値計算における散乱源の取扱い手法に関する研究

*清水 亮輔1、千葉 豪1 (1. 北大)

キーワード:離散座標法、輻射輸送方程式、散乱源

輻射輸送方程式の数値解析において各分野により散乱源の取り扱い方法が異なるが、これまでに、これらについての包括的な比較は行われてこなかった。そこで、散乱の前方性が強い1次元均質平板体系中性子輸送問題を、離散座標法を用いて2つの方法で解き比較した。原子炉物理分野で広く使われる、散乱源および角度中性子束をルジャンドル多項式(多次元の場合は球面調和関数)に展開する方法と、生体光イメージング分野で広く使われる、散乱反応の中性子の入射方向と散乱方向の関係を直接的に取り扱う方法である。角度分割数が小さいときには、ルジャンドル展開する方が精度の良い結果が得られた。