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[3E14] 相対論的平均場理論によるアクチノイド領域核の対相関力の系統性
キーワード:核データ、相対論的平均場理論、核分裂障壁、対相関、アクチノイド
核分裂障壁や結合エネルギーの理論予測は非常に困難であり、現在、様々な理論による計算が行われているが2~3MeV程度の誤差が生じることが多く報告されている。本研究では、アクチノイド領域の核種に対して相対論的平均場理論(共変的密度汎関数法)を適用し、残留相互作用としてBCS対相関模型を用いて核分裂障壁を計算した。特に、核分裂障壁の実験値を再現するように対相関力の強度を調整することによって結合エネルギーと対回転における慣性能率の精度も向上することが分った。これによりアクチノイド領域の対相関力の系統性を導出し、その正当性が示せたのでこれらの結果を報告する。