[3H11-15] 再処理技術

[3H11] コプロセッシング法共除染部の開発

除染性能向上に向けたZr共存下におけるTc抽出挙動研究

*大野 真平¹、市毛 良明¹、柴田 淳広¹、佐藤 武彦¹、竹内 正行¹ (1. JAEA)

キーワード：コプロセッシング法、テクネチウム、分配比、ジルコニウム

コプロセッシング法におけるテクネチウムの抽出挙動把握を目的とし、硝酸溶液中のジルコニウム濃度及び硝酸濃度をパラメータとしたバッチ試験を実施した。ジルコニウム濃度の上昇に伴ってテクネチウムの分配比が増加し、ジルコニウムとの混合錯体が形成されていると考えられた。硝酸濃度の影響については、酸濃度が高いほど分配比が低下する傾向が得られた。今後、バッチ試験のパラメータを変化させ、より詳細な抽出メカニズムを評価したうえで、適切なフローシートを設計する必要がある。