2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[2F10-13] 革新炉

2022年9月8日(木) 14:45 〜 15:50 F会場 (E1棟3F 31番教室)

座長:山本 智彦(JAEA)

14:45 〜 15:00

[2F10] 燃料被覆材デザインがブリードバーン高速炉の中性子バランスと被覆管照射損傷に与える効果

*小原 徹1、Sambuu Odmaa2、Hoang Van Khanh3、⻄⼭ 潤1 (1. 東工大、2. モンゴル国⼤、3. ベトナム原研)

キーワード:ブリードバーン高速炉、中性子バランス、照射損傷、燃料被覆材、RFBB

燃料被覆材のデザインがブリードバーン高速炉の中性子バランスと被覆管照射損傷に与える効果を中性子輸送計算及び燃焼計算によって行った。被覆材はODS、HT-9とし、冷却材はナトリウム冷却材、鉛冷却材、鉛ビスマス冷却材に対して解析を行った。その結果、被覆管厚さを減少されることにより中性子バランスは大きく向上し、同時に最小中性子バランス点でのDPAを小さくする効果があることが明らかになった。また、この効果はODS、HT-9ではほとんど変化しないことが明らかになった。