2022年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 305-1 計算科学技術

[1B01-05] 先端シミュレーション

2022年3月16日(水) 09:30 〜 10:55 B会場

座長:岩田 順敬 (関西大)

10:15 〜 10:30

[1B04] 気液二相流計算における適切なPhase-Field変数の検討

*杉原 健太1、小野寺 直幸1、井戸村 泰宏1、山下 晋1 (1. JAEA)

キーワード:気液二相流計算、フェーズ・フィールド法、界面追跡

JAEAでは過酷事故時における原子炉内溶融物の移行挙動解析のために多相多成分熱流動解析コードJUPITERの開発を進めている。現在、JUPITERコードではTHINC/WLIC法という高精度な界面追跡法を採用しているが界面から微小な流体率が剥がれるという問題を抱えているため、保存型Allen-Cahn方程式というPhase-Field法を界面追跡法として代わりに適用することを検討している。3次元の液滴振動問題の振動周波数と減衰率を理論解と比較することで、適切なPhase-Fieldパラメータを検討する。