[1L01-08] 核融合炉液体金属工学

[1L07] 核融合炉内液体金属機器における積層造形材の適用性検討

(1)316L積層造形材と液体金属との共存性について

*木林 政人¹、北村 嘉規¹、近藤 正聡¹、尾ノ井 正裕²、唐土 庄太郎²、米本 朋弘² (1. 東京工業大学、2. 金属技研)

キーワード：積層造形材、液体金属、腐食、316L

積層造形技術は､溶接を行うことなく複雑な形状を造形することが可能である｡本研究では､電子ﾋﾞｰﾑ積層造形法により316Lｵｰｽﾃﾅｲﾄ積層造形材(Fe-17.3Cr-12.5Ni-2.1Mo) を新たに製作し､金属組織や化学組成の均一性を明らかにした｡また､316L積層造形材に熱処理を施すことによる金属組織や化学組成の変化を明らかにした｡更に､核融合炉や高速炉等で用いられる液体金属冷却材(錫や鉛ﾋﾞｽﾏｽ)との化学的共存性を500℃ ､250 時間の静止場腐食試験により調べた｡