2022年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[2K01-04] 汚染コンクリート

2022年3月17日(木) 09:30 〜 10:45 K会場

座長:佐藤 淳也 (JAEA)

10:00 〜 10:15

[2K03] 放射性物質に汚染されたオフサイト焼却残渣の熱処理で発生した飛灰の減容化処理プロセスのマスバランスの検討

*有馬 謙一1、大迫 政浩1、小田 俊司2、當間 久夫2、今井 啓祐2 (1. 国立環境研究所、2. 中間貯蔵・環境安全事業株式会社)

キーワード:放射性セシウム、熱処理、飛灰、減容化、マスバランス

福島第一原発事故で放出された放射性セシウムに汚染されたオフサイト焼却残渣に対して、2020年3月より熱処理による減容化が行われている。その生成物であるスラグは放射能濃度が低く再生利用が想定されているが、飛灰は放射能濃度が高いため処分方法が未定であり、様々な研究開発が進められている。その代表的な方法は、洗浄により放射性セシウムを水中に溶出させ、その放射性セシウムを吸着材により選択的に吸着させ、その吸着材を安定化処理する方法である。本報告では熱処理で発生した飛灰の洗浄試験を実施し、その結果をもとに飛灰の減容化プロセスのマスバランスを計算し、生成物の量と放射能濃度を評価した。