2022年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 203-1 加速器(医療用を含む)・放射光・レーザー

[3C05-08] 加速器1

2022年3月18日(金) 10:45 〜 12:00 C会場

座長:増田 開 (QST)

11:15 〜 11:30

[3C07] タンデム静電加速器用小型冷陰極PIG負イオン源のエミッタンス測定

*劉 洪甫1、羽倉 尚人1、河原林 順1、小栗 慶之2 (1. 東京都市大学、2. 東京工業大学)

キーワード:PIGイオン源 、タンデム加速器 、エミッタンス測定、プロトン、ペッパーポット法

都市大原研で運用している1.7MVタンデム静電加速器用の冷陰極PIG(Penning Ionization Gauge)負イオン源の改良を進めている。本イオン源は負イオンを引き出す際に磁場の影響を受け、引き出したい方向に対して角度を持ってしまうという欠点がある。効率よくビームを加速させるためには、ビームを正しい軌道に極力近づけて引き出すことが望ましい。本研究では、引出電極内に永久磁石(フェライト磁石)を追加しビーム軌道補正を行うための検討を行った。 ビーム軌道補正を検討するために、ペッパーポット法を用いてビームエミッタンスを測定した。このビームエミッタンス測定結果に基づいて、ビーム軌道補正とビーム強度変化の関係について議論した。