2022年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 203-1 加速器(医療用を含む)・放射光・レーザー

[3C09-13] 加速器2

2022年3月18日(金) 14:45 〜 16:15 C会場

座長:坂本 文人 (秋田高専)

14:45 〜 15:00

[3C09] IFMIF原型加速器LIPAcの現状

(1)Phase-B+試験の進捗

*赤木 智哉1 (1. QST)

キーワード:陽子・重陽子加速器、大電流CW、RFQ、中性子源

IFMIF加速器のプロトタイプである原型加速器(LIPAc)の実証試験が欧州との共同事業で青森県六ヶ所村の量研六ヶ所研究所において進められている。LIPAcは125 mAの重陽子ビームを9 MeVまで加速し、連続(CW)運転することを目標としており、2019年8月までに高周波四重極加速器(RFQ)による125 mA重陽子短パルスビームの加速を達成している。その後、追加のビーム輸送系と大電力ビームダンプの据付を完了し、現在は2021年7月から開始したRFQの長パルスビーム加速試験(Phase-B+)が進行中である。本発表では、Phase-B+試験の状況について報告する。