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[3C11] IFMIF原型加速器LIPAcの現状
(3)Beam-based alignmentを用いた中エネルギービーム輸送系のミスアライメントの評価
キーワード:陽子・重陽子加速器、ビームベースドアライメント、RFQ、四極電磁石
現在のLIPAcは、入射器、RFQ、中エネルギービーム輸送路、ビーム診断ライン、高エネルギービーム輸送路、ビームダンプで構成されている。それぞれの加速器機器は、アライメント精度が+/-0.2mm以内になるように据え付けられたが、最近レーザートラッカーを使用したアライメント調査で、RFQの出口中心と第一四極電磁石の中心が水平方向にのみ0.5 mm程度ずれていることが判明した。今回、Beam-Based alignment(BBA)を行いて評価されたミスアライメントとレーザートラッカーで測定されたミスアライメントを比較したので、その詳細を報告する。また、現在のミスアライメントが大電流ビームに及ぼす影響などについても報告する。