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[3I04] ウラニル錯体化学に基づくテーラーメイド型新規海水ウラン吸着材開発
(2)ウラン選択性平面5座配位子の開発と性能評価
キーワード:錯体化学、海水ウラン回収、安定度定数、分離係数
ウラニルイオンが他の金属イオンにはまず見られない平面5座配位を好むという特徴に基づいて海水条件下でも安定なウラン捕集用新規平面5座配位子を開発し、錯体の安定性の観点からそれらの性能評価を行った。その結果、新規配位子を有するウラニル錯体の安定度定数は既存のアミドキシム配位子等と比べて10桁以上高く、また海水中に存在する多くの夾雑イオンに対するウランの分離係数は103~1010にも上ることを明らかにした。