2023年秋の大会

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V. 核燃料サイクルと材料 » 503-1 原子炉化学,放射線化学,腐食化学,水質管理

[1A01-04] ラジオリシス、腐食1

2023年9月6日(水) 14:45 〜 15:50 A会場 (IB電子情報館1F IB013)

座長:阿部 博志(東北大)

14:45 〜 15:00

[1A01] 高温でのZrによるCr2O3の還元の直接的な実験的証拠

*Wei Kejian1、Cui Lijuan1、Li Bo1、Yang Zongda1、Kano Sho1、Abe Hiroaki1 (1. 東京大学)

キーワード:事故に強い燃料、クロムコーティング、酸化機構

Cr コーティングされた Zr 合金は、事故耐性燃料 (ATF) の最も有望な候補の 1 つとして広く考えられています。 Cr コーティングの主要な劣化プロセスは、Zr による Cr2O3 の還元です。 しかし、この酸化還元反応に関する直接的な実験的証拠はまだ不足しています。 Cr2O3 と Zry4 合金の間の反応を分析するために、最初にそれらを高温下で接合しました。 接合後、Zry4 基板に隣接する新しい Cr 富化層が観察されました。これは、Zr による Cr2O3 の還元の直接的な実験的証拠であると考えられました。 この酸化還元反応に付随して、ZrO2 の α-Zr (O) への変換と Cr/Zr の相互拡散という 2 つの重要なプロセスも発生します。 したがって、今回の結果は、Cr2O3 層が Cr/Zr の相互拡散に対する十分な障壁ではないことを示しました。

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