2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-2 放射性廃棄物処分と環境

[1D14-19] 岩盤中の移行

2023年9月6日(水) 16:20 〜 18:00 D会場 (IB電子情報館2F 大講義室)

座長:田窪 勇作(NUMO)

16:50 〜 17:05

[1D16] 花崗閃緑岩の割れ目中のトレーサー移行挙動の評価

(2)モデルによる解析

*村山 翔太1、深津 勇太1、石寺 孝充1、舘 幸男1 (1. 国立研究機関法人日本原子力研究開発機構)

キーワード:地層処分、核種移行、花崗閃緑岩、移流・拡散

高レベル放射性廃棄物の地層処分の安全性評価に関わる基盤技術として、結晶質岩中の核種移行評価技術の確証を行う上で、岩石割れ目を対象とした室内トレーサー試験によるメカニズムの理解とモデル化、原位置トレーサー試験等を通じた実際の深部地質環境におけるモデル適用性評価を、相互に関連付けつつ実施することが重要となる。本研究では、先行研究及び室内トレーサー試験の結果(本シリーズ発表1)に基づき、花崗閃緑岩割れ目で観察された不均質性(割れ目中の充填物、割れ目表層の変質層、流路チャネリング)を考慮したモデルを構築し、割れ目中の核種移行を解析した。また、解析結果と室内試験結果との比較から、割れ目の不均質性が核種移行挙動へ及ぼす影響を評価した。