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[1E07] 福島汚染水処理廃棄物ガラス固化体の化学的耐久性評価
キーワード:汚染水処理、安定固化処理、ガラス固化、化学的耐久性、ガラス初期溶解速度
東電福島第一原子力発電所の汚染水処理で発生する様々な二次廃棄物の合理的な安定固化処理方法の一つとしてガラス固化が検討されている。本研究では、炭酸塩スラリー/鉄共沈スラリー/ゼオライト吸着材の各廃棄物を固化対象として、化学組成を含む固化条件が異なる複数のガラス固化体を作製した。その化学的耐久性としてpH9、試験温度50-90℃におけるガラス初期溶解速度(Initial dissolution rate: r0)をマイクロチャネル流水試験法を用いて測定評価した。測定結果より、r0のガラス組成依存性を評価するとともにその試験温度依存性を評価した。その結果、r0とN4値(4配位ホウ素の割合)の間に良い直線関係があることが分かった。