[1F14-19] 燃料デブリ3

[1F16] 福島第一原子力発電所の燃料デブリ取出しに向けたダスト飛散率データの整備

(11)kg規模ウラン含有模擬燃料デブリのディスクカッター切削による飛散率データ取得

*金川 俊¹、中村 勤也¹、金井 大造¹、魚住 浩一¹、小山 正史¹、稲垣 健太¹、佐々木 道也¹、土方 孝敏¹、加藤 徹也¹、山内 大典² (1. 電中研、2. 東電HD)

キーワード：東京電力福島第一原子力発電所、燃料デブリ取り出し、飛散率データ、ダスト特性分析

東京電力福島第一原子力発電所における燃料デブリ取り出し工程の安全評価に資するため、燃料デブリの切削時に発生するダストの飛散率データを整備している。本研究では、コールド試験と同様のディスクカッターおよび流動条件において、実燃料デブリの性状に類似すると考えられる溶融過程を経た非均質なウラン含有模擬燃料デブリを乾式条件で切削し、発生したダストの飛散率データを取得した。異なる製造方法（テルミット反応法と誘導加熱法）が飛散率に及ぼす影響を把握するとともに、回収した飛散ダストの特性分析を行った。